2015年5月/府中教育通信

2015年5月

「段取り力」とは

今週・来週は高校において中間試験となりますね。府中の中学校ではなぜか1学期の中間試験がなく、期末試験のみとなるので、早い段階からの準備が必要となります。テスト勉強は「段取り8割」です。段取り・準備がとっても大切なのです。自分の「外食店長時代」を振り返ってみても、多くの同僚・アルバイトは勘違いしていて、多少準備が遅れていても《個の力》で突破してしまおうと考えてしまいがちです。逆に一流アスリートであればあるほどネガティブなような気がします。イチローのコメントも切り口を変えればネガティブ発言です。であるからこそ、人よりも準備し、対策をしなければ気が済まないのでしょうね。

 では、勉強・定期テスト・入学試験はどうでしょう。定期テストの前に「絶対大丈夫」と思えるほど準備したことありますか?「勝負に絶対はない」確かにそうですが、だからって準備が不完全でいいというわけではありません。《個の力》で突破しようとして、今まで失敗し続けたのだから、そろそろ気づきましょう。「能力がないのではない、準備が足らないのだ」と。

 サッカーなどで、「絶対に負けられない戦い」なんてフレーズを聞きますが、そんな試合の前、選手たちはどんなことをしているのでしょう。体調を整えるのはもちろん、コンビネーションの確認、相手チームの分析、スタジアムの確認、いろいろあるでしょう。

 では、それを勉強にフィードバックすると、試験範囲の確認、出題傾向の分析、暗記しなければならないものはどれくらいいあるか、ノートにまとめる必要はあるのか、現時点で分からないところがあるのか、などなど。また、その「試験準備の総量」が把握できたら、その量を自分の能力で片付けるにはどのくらいの時間が必要なのかを考え、一日に勉強できる時間で割ります。土日もあるので、そこのあたりも考慮してください。

 次回はもうちょっと具体的にお話しましょう。良いですか府中の中学生のみなさん、1学期の期末試験は大変ですよ。早めの準備を心がけましょう。ちなみに当塾の生徒は試験範囲の基本問題はすでに終わり、応用問題演習を繰り返し行っています。

計算ミスの無くしかたとは

入塾面談をしていると、数学の苦手な生徒のお母さまは、

「ウチの子は計算ミスが多くて・・・」

と、数学が苦手イコール計算ミスが多いかのように言われます。絶対とは言いませんが、その傾向は確かにあります。国語の苦手な生徒は漢字が書けないし、英語の苦手な生徒は英単語を知りません。その話は次回以降に回します。

無くさなくてはと思いながらも、なぜ計算ミスが撲滅できないのでしょう。これは、恐らく小学校の教え方に問題があるとしか思えません。先生全てがそうとは言いませんが、小学校の先生は文系出身が多く、算数・数学が分かっていないのではないかと考えざるをえなかったり、そもそも大学で、「分かりやすい授業の進め方」なんて授業は無いので、学校の先生個人のスキルによるものが大きくなってしまっていると思います。これでは、学校の先生の負担はすさまじいものになってしまうので、大変だな~と思ってしまいます。

「計算ミスの無くしかた」以下のポイントを意識してください。

①問題を解くときには、問題集・プリントに書き込まず、ノートに行うこと。

②その時は、行間を詰めすぎず、少なくとも1行抜かしで途中式を書くこと。

③筆算は消さないで取っておくこと。

④筆算を書くときは大きく書くこと。また、縦のライン、横のラインを意識すること。

この4つを意識するだけで、90%以上解決すると思います。でも、これを徹底するのははっきり言って難しいです。すでに「数学がニガテ」と認識してしまった生徒は、その時点で「悪い癖」がついてしまっていますし、まがりなりにも「悪い方法」で今までやってきた変なプライドがありますから。フォームの強制は並大抵ではありません。

解説をしていきましょう

①いっぺん問題集・プリントをじっくり見てください。おかしなことに、たいていの問題集・プリントは余白が均一なんです。(1)の問題の余白も(8)の余白も一緒なんですね。でも明らかに(8)の問題のほうが分数が混ざっていたりして複雑なのにです。ページの構成上仕方がない面はありますが、ここに書き込んでしまうと、余白の少なさが余計なプレッシャーになり、途中式を飛ばしたり、筆算をせずに暗算になったりしてしまいます。だから、必ずノートに問題を解いてください。

②途中式の行間が詰めすぎの状態だと、特に男の子ですが、上の行の文字と下の行の文字が重なってしまったり、分数を書いたとき約分がうまくできなかったりすることがあります。また、赤で間違いなおしをするときにも不便なので、必ず1行以上あけてください。

③これは女の子によくあることですが、「筆算を消してしまう」現象によく出会います。筆算が終わったらすぐにその筆算を消してしまうんです。確かに見た目上はきれいなのですが、いざ間違いなおしをする時にどこで間違えたのか分からないのです。そもそも、「筆算を消す」という行為自体が時間の無駄です。

④自分も小学生のころはそうでしたが、筆算を殴り書きで、薄い字でヒョイヒョイっと書いていましたが、そうすると必然的に字が歪んでしまい、位取りを間違えたりしてしまいます。縦横のラインを意識して、ビシッと書くようにしましょう。最近は筆算も定規を使ってまっすぐな線を書かせる先生もいるようですが、早い段階で定規を使わなくてもある程度まっすぐな線が書けるようになってほしいと思います。なぜなら、見取り図や展開図の問題があるので、フリーハンドでもきれいな図形を描く必要性が出てくるからです。まっすぐな線がどうしても書けないという生徒もまれにいますが、こういう生徒は鉛筆の持ち方が自己流だったり、姿勢が悪かったりします。こういったところから注意していきましょう。

 

とにかく、計算ミスはテストのときに点数の無駄になるだけでなく、普段の勉強のときにも時間の無駄が発生してしまいます。勉強を要領よく進めるためには計算ミスは無くさなくてはいけません。そのためにノートのチェックは不可欠で、ひとつひとつ根気よく指導していくことが不可欠です。

数学がニガテをなくすためには

 突然ですが、保護者の皆様にお願いですが、お子様の算数、数学のノートをチェックしてください。

① 数式と数式の間が適度に空いているか(詰めすぎていないか)

② 筆算が残されているか

③ 間違いはアカで直されているか

このうちひとつでも当てはまったものがあれば、算数、数学が苦手になってしまう恐れがあります。

①や②を指摘すると生徒は決まって「ノートがもったいないじゃん」と言われます。でも、ノートをケチって問題を間違い、時間を無駄にする方がはるかにもったいないです。ここを改善し、正解率が上がれば、生徒も納得してくれます。

①の数式と数式が詰まっている生徒は、たいてい分数が苦手です。なぜなら約分するときにさらに文字が小さくなってしまい、自分で自分の文字が読めなくなってしまいます。

②筆算を消してしまう生徒は、見直しができません。また、自分の弱点の分析ができません。「ケアレスミスをしてしまった」と言いながら、「どのように、どのようなときにケアレスミスをしてしまったのか」が分からないままでは、一生そのミスをし続けることになります。ひとくちにケアレスミスと言っても、問題の写し間違いなのか、「7の段」で間違えるのか、小数・分数で間違えるのかでは、打つ手は変わってきます。ここを指摘せずに「次はケアレスミスに気を付けようぜ」なんて無責任な発言をする先生には気を付けましょう。

③に関しては、「間違いを消してしまう生徒」に対してです。学校の先生もここに関しては口を酸っぱくして注意していただきたいのですが、ウチに初めて入塾した生徒は最初に叱られるポイントです。ホントに危機感を持っています。まるでリセットボタンを押すかのように消してしまいます。「間違えることは恥」と考えてしまっているかのようですが、「間違えた問題こそ大切に」しなければなりません。ここをテスト前に繰り返し復習しましょう。

このようなノートの中身に関する指導こそが、個別指導の強みだと思います。「勉強の仕方」は結局「ノートの作り方」に通ずると思います。

計算ミスの大罪とは

当教室では1学期の中間試験に向けての準備が始まっています。主に私立中や高校生に向けてのものですが、1学期中間試験の数学の問題は結構「計算問題」がメインだったりします。中間試験の無い学校は期末試験の問題になるわけですが、数学や算数の苦手な生徒は総じて計算問題が苦手な傾向にあると思います。でも、根本的な問題解決に自主的には動かないので不思議ですね。

例えば、数学のテストで60点、平均点は70点だったとします。よく見ると計算ミスが4問分あったとします。そんな時、私が生徒に「計算ミスが4問あるじゃないか」というと、たいていその生徒は「そうなんですよ。計算ミスがなければ平均点をクリアーしてるし、80点とれていたよね」とヘラヘラしています。まるで、自分は80点取れる力を持っているんだ、と言わんばかりです。

この会話のやり取りは「あるある」です。ひょっとして保護者の方々は生徒のそんな言葉に同調していませんか?

問題点は多々あるのですが、ざっとあげると

①なぜ計算ミスをしてしまったのか考えていない。よって、次も計算ミスをする可能性大

②時間配分ができていたのか、計算問題を見直す時間を確保できているのか

③そもそも、見直しができる状態にあるのか(途中式、筆算を分かりやすく残しているのか)

④計算ミスをしてしまったことを悔やんでいるのか

 

計算ミスをしてしまうと、「何点くらい取れるのか」の予測ができない(予測より下回ってしまう)ので、志望校を勧めるにしても安全パイなところしか勧められなくなってしまいます。だから撲滅しなくてはいけません。どのように撲滅するのかは、次回にしたいと思います。

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