2015年7月/府中教育通信

2015年7月

自宅学習では、さかのぼり学習は難しい

 夏期講習においては、上位高校を狙う生徒も容赦なく総復習を行います。でも、やっぱり中学三年生くらいになると、一年生の時にやった、「作図」を完全に忘れていたり、中学二年生の「証明」の条件や「平行四辺形の特徴」を忘れていますね。英語は・国語はまだ平気でも、理科社会は危機感を感じたりもします。

 そんな状態でも「昔やったことを忘れているじゃないか~」と叱るわけにもいかず、「復習しなきゃマズイよね・・・」と自覚を促します。

 「言われるまでもなく復習をしなくてはいけない生徒」に対しては、「いっしょに勉強しようね」とイチから解説をして一歩一歩進んでいきます。夏休み明けの確認テストや、模試で結果が残せるようにしていきます。

 私は生徒のノートを見れば、その単元を理解したのか、先に進んでいいのか、戻ったほうがいいのか、戻るならどこまで戻るのかを判断できますが、これを生徒自身ができるかと言われれば、それはかなり難易度は高いでしょう。なぜなら、必ず生徒自身のプライドが邪魔をするからです。

 ずいぶん前ですが、学習指導要領も変更になり、小学校の算数から躓く生徒が増えたように思います。算数の難しい単元と言えば、「割合」「速さ」の文章題、「単位量当たり」の濃度・人口密度の立式などでしょうか。これが分からないと中学一年生の一次方程式、中学二年生の連立方程式で壊滅することになります。

 数学と英語は積み上げです。英語はどんなに戻っても中学一年生からですが、数学は小学四年生くらいまで戻ることもあります。100%理解できているところまで戻るとは言いませんが、今、時間を戻したとして授業中に積極的に手を挙げられるところまで戻ります。結局、そうしたほうが効果的だったりします。普段の授業のときはなかなか学校の予習・復習に時間を費やしがちになるので、夏期講習中に一気にやり切りたいものです。

 

志望校をどのように決めるか

 新規入塾面談や保護者面談の流れで、「志望校はどこですか?」とお伺いすると、①「まだ決まっていません。候補もありません。本人に任せています。」とか、②「オープンスクールに行って決めようと思います」といったお声をよく聴きます。若干の不安と、危機感を感じます。③「マーチぐらいには行ってほしいです」と言われても、う~むと思ってしまいます。

 まず、こういった気持ちで志望校を決めようとしても、なかなか決まらなかったり、試験直前でもう一回迷ってしまったりで、「志望校決め」で相当時間がとられ、肝心の勉強に悪影響を与えることが多いです。

 個別にみてみると、①の「まだ決まっていません」では、なんのための受験勉強か分からないまま、机に向かうことになり、目標の無いまま、努力をするという、苦行に似た行動になります。勉強はもちろん苦しいものですので、この状態で努力しても、なかなか結果を出すことは難しいです。早急に「思い込み」でもいいので、志望校を決めましょう。それでも志望校が決まらないなら、別に友達や、学校に報告する必要はないので、勉強机の前に「目指せ早稲田」と書いて貼ってください。

 また「本人に任せています」というのも、一見、自主性に任せているように見えますが、まだ中学生や高校生の段階で、将来のことを踏まえた志望校選びは困難です。結局楽な方向に流れることが多く、自分の能力を伸ばし切ることなく、受験をなんとなく「こなして」終わりになることが多いです。そして、目標設定も自分の本当の力に対して低めになるので、成績が驚くほど伸びるということもありません。

 そして「オープンスクールに行って決める」というのも、常識的な感じがしますが、特に大学選びにおいてはお勧めしません。オープンスクールに行くのであれば、最終候補を2~3校に絞ったうえで行くべきであり、まだ迷っている状態で行っても、悩みが深くなるだけです。なぜなら、「オープンスクール」は「ばっちりメイク」の状態であり、オープンスクールの日にアラがあるようでは、相当ダメな学校と言わざるを得ないでしょう。しっかりとみるべきポイントを決めて、担当者に何を質問するかまで決めて、訪問してください。

 一番危険なのは③の「マーチぐらいには行ってほしい」というものでしょう。「MARCH」という言葉自体、「言葉遊び」みたいなものですし、例えば法政法学部と明治法学部では偏差値5近く違いますし、中央大学と立教大学のカラーだって相当違うと思います。もちろん入試の出題傾向同じ大学内でも学部によっても違います。「最低ラインはマーチだ」というお考えならいいと思いますが、「志望校がマーチ」と言われると「マーチのどこですか?」と思ってしまいます。

 では、志望校はどのようにして決めればいいのか。それは、進学先に何を求めるのかによると思います。高校や大学の決定要素として、校風・評判、進学実績や、入試の難易度、学校設備、通学時間、部活などのつよさ、制服・・・・・・などなど。こういったものに優先順位を付けてみましょう。幸いにして、仮に通学時間が1時間30分までOKにしたとすれば、府中からですと、北は武蔵野線で埼玉・浦和まで、西は京王線で高尾、南は南武線で横浜、東は山手線の内側まで行けてしまいます。そこにある学校はおそらく星の数ほどあり、個人の力では調べきるのは不可能と言っていいでしょう。ですので、優先順位で絞り込みをかけ、情報集めをしなくてはいけません。「今のところは〇〇が第一志望」という形でいいので、なぜ、そこの学校を第一志望にしたのかを明確にして、準備を始めましょう。

志望校をどのように決めるか

 新規入塾面談や保護者面談の流れで、「志望校はどこですか?」とお伺いすると、①「まだ決まっていません。候補もありません。本人に任せています。」とか、②「オープンスクールに行って決めようと思います」といったお声をよく聴きます。若干の不安と、危機感を感じます。③「マーチぐらいには行ってほしいです」と言われても、う~むと思ってしまいます。

 まず、こういった気持ちで志望校を決めようとしても、なかなか決まらなかったり、試験直前でもう一回迷ってしまったりで、「志望校決め」で相当時間がとられ、肝心の勉強に悪影響を与えることが多いです。

 個別にみてみると、①の「まだ決まっていません」では、なんのための受験勉強か分からないまま、机に向かうことになり、目標の無いまま、努力をするという、苦行に似た行動になります。勉強はもちろん苦しいものですので、この状態で努力しても、なかなか結果を出すことは難しいです。早急に「思い込み」でもいいので、志望校を決めましょう。それでも志望校が決まらないなら、別に友達や、学校に報告する必要はないので、勉強机の前に「目指せ早稲田」と書いて貼ってください。

 また「本人に任せています」というのも、一見、自主性に任せているように見えますが、まだ中学生や高校生の段階で、将来のことを踏まえた志望校選びは困難です。結局楽な方向に流れることが多く、自分の能力を伸ばし切ることなく、受験をなんとなく「こなして」終わりになることが多いです。そして、目標設定も自分の本当の力に対して低めになるので、成績が驚くほど伸びるということもありません。

 そして「オープンスクールに行って決める」というのも、常識的な感じがしますが、特に大学選びにおいてはお勧めしません。オープンスクールに行くのであれば、最終候補を2~3校に絞ったうえで行くべきであり、まだ迷っている状態で行っても、悩みが深くなるだけです。なぜなら、「オープンスクール」は「ばっちりメイク」の状態であり、オープンスクールの日にアラがあるようでは、相当ダメな学校と言わざるを得ないでしょう。しっかりとみるべきポイントを決めて、担当者に何を質問するかまで決めて、訪問してください。

 一番危険なのは③の「マーチぐらいには行ってほしい」というものでしょう。「MARCH」という言葉自体、「言葉遊び」みたいなものですし、例えば法政法学部と明治法学部では偏差値5近く違いますし、中央大学と立教大学のカラーだって相当違うと思います。もちろん入試の出題傾向同じ大学内でも学部によっても違います。「最低ラインはマーチだ」というお考えならいいと思いますが、「志望校がマーチ」と言われると「マーチのどこですか?」と思ってしまいます。

 では、志望校はどのようにして決めればいいのか。それは、進学先に何を求めるのかによると思います。高校や大学の決定要素として、校風・評判、進学実績や、入試の難易度、学校設備、通学時間、部活などのつよさ、制服・・・・・・などなど。こういったものに優先順位を付けてみましょう。幸いにして、仮に通学時間が1時間30分までOKにしたとすれば、府中からですと、北は武蔵野線で埼玉・浦和まで、西は京王線で高尾、南は南武線で横浜、東は山手線の内側まで行けてしまいます。そこにある学校はおそらく星の数ほどあり、個人の力では調べきるのは不可能と言っていいでしょう。ですので、優先順位で絞り込みをかけ、情報集めをしなくてはいけません。「今のところは〇〇が第一志望」という形でいいので、なぜ、そこの学校を第一志望にしたのかを明確にして、準備を始めましょう。

分からないものを放置する危険

 夏期講習も一週間経過しました。今まで真剣に勉強と向き合ったことのない生徒もいるので、そういった生徒たちとも真剣に私も向き合い、効果が最大になるように腐心しています。

成績が芳しくない生徒は、基礎ができていないというよりも、暗記をしたことがないように思います。「暗記をする」「全部覚える」というのは成績を上げるうえで、根本部分になるわけですが、どうしても集団授業をする学校や塾においては、本当に全部覚えきれたかどうかまでは、追いかけきれない部分でもあります。

よく生徒との会話の中でも、私が

「暗記のチェックテストをするぞ~」と言っても

「先生!何問間違えまで合格ライン?」

「は!?全部覚えて来いって言ったよね!?」

「いや~、全部覚えるとか無理っしょ」

という会話を、新人の塾生と行います。ベテランの塾生はそんなことを言っても、私が妥協することはないということを知っているので、そんな時間の無駄はしません。彼らはホントに100回単語の練習とかさせられることを知っています。「全部覚えるのが無理かどうかは100回練習してから判断しなさい。100回練習しなくちゃ覚えられないとネガティブに考えるか、100回練習すれば覚えられると、ポジティブに考えるかの違いだよ」

さて、前置きが長くなりましたが、当たり前ですが、暗記だけが勉強ではなく、暗記したもの、暗記しようとしているものが、何を意味しているのか分からなければ、その意義も半分以下です。

例えば四文字熟語で、「換骨奪胎」という言葉が漢検三級クラスで出てきます(意味 古いものをもとにして、独自のものを生み出すこと)。恐らく中学三年生クラスでこの言葉を知っているという生徒はごく少数でしょう。でも、生徒たちはその意味を調べることなく、漢字だけを練習し、分かったつもりになってしまいます。だから、長文の中でこの言葉が出てきても、手も足も出ません。言葉を見たことはあっても、その意味を知らないのではしかたがありません。

確かに知識のベースが出来上がっていない状態で、何かを疑問に感じたり、何かに興味を持つのは難しいかもしれませんが、特に語学に関しては、その意味を把握していたほうが、頭に入ってきやすいものです。ただ機械的に覚えるのではなく、語呂合わせしたり、何かと結びつけて、必死こいて暗記モノを進めて、学習のベースを築きあげたいと思います。

受験にプライドほど邪魔なものはない

 プロスポーツを見ていても思うのですが、「成長したい」と思わないと、人は成長しないですね。当たり前のことですが。「このままでいいや」と思った瞬間に成績は降下し始めます。トップ選手ほど、自分の成長には貪欲で、自分とは違う分野のトップランナーと交流を持っていたり、読書家だったりで、常に学ぼうとする姿勢があると感じます。

 こういったことは学習分野でも言えるのではないでしょうか。

「プライド」にもいいものも、悪いものもあると思います。ここでは、悪い方で考えたいと思います。

 ほぼ日本語になっている「プライド」ですが、意味としては、自尊心、自慢、うぬぼれ、思い上がりといったものであり、なかなか勉強の邪魔になりそうなものです。

 自分を成長させようと思ったら、一度自分の今までに疑問を投げかけ、否定しなければならないと思います。「このままの成績でいいのか」「こんな勉強方法でいいのか」「できればもうワンランク上の学校に行けないのか」

 でも、こういった疑問は自分一人では解決できません。たぶん親や、学校の先生に聞いても、時代が違うこともあり、解決法を見出すことは困難だと思います。学校の友達に聞いても、ライバルが一人増えることになるので、本当のことはたぶん言わないと思います。

 ですので、一番手っ取り早いのは、塾で生徒同士、もしくは講師から刺激をしてもらい、現状否定するか、読書や映画を見たりして、なんとなく頑張ろうと感じるしかありません。

 大切なことは、今の自分に漠然とした不安や「今の自分は嫌い」と感じているのなら、思いっきり一度否定して、自分の殻を破ることです。そこから、「がんばりたい」とか「変わりたい」と思ったら、一生懸命頑張りましょう。中途半端なプライドを持っていたら、頑張りきれません。「大変だな~」と感じるのは当たり前です。それは「大きく変われるチャンス」なのですから。

学校の宿題との向き合い方

 夏期講習も始まり、私としては生徒に

「夏休みの宿題は手を付けた?」「夏休みの宿題はいつ終わるの?」

と、少々意地悪な質問をします。生徒にしてみれば、

「えっ?夏休み始まったばっかりだよ」「でも、夏休みの宿題、多いんだよね」

といったような返事が返ってきます。

長期のお休みほど計画的に物事を進めなければ、仕掛けどころを間違えます。「夏休みが始まった~」と浮かれている生徒には、夏休みの宿題を終わらせる計画を一緒に立てます。「夏休みの宿題が多い」と嘆く生徒には計画を立て、きっちりと進められれば、不安は半減します。

でも、やっぱり私の時代よりも夏休みの宿題は多いな~と感じます。塾に通っていない生徒のことを考えれば、宿題を多くしなくちゃいけないのかなとは思いますが、スポーツに打ち込んでいる生徒や、そもそも勉強が苦手な生徒、逆にトップ校を目指す生徒にとっては、無意味なものが多いですね。ひとクラス30人として、その宿題をやる意味のある生徒は10人くらいでしょうか。

とある公立中学校三年の英語の宿題は問題集100ページでした。回収してチェックするそうですが、はっきり言ってため息ものです。「絶対、全員分チェックするんですね。受け持つ生徒が100人なら1万ページですよ」と思っちゃいます。中には真面目な先生もいらっしゃるんでしょうが、どうかそういう先生はお体を壊さないでください。

要はこの夏休み、「宿題」をはじめとした「やらなくてはいけないこと」に振り回されたり、後回しにすることなく、「計画的に」「効率よく」立ち向かい、それでいながら自由な時間を作り出して、好きなことをやりましょう。「心と体のバランスを保って」充実した夏休みを過ごしてください。

夏期講習 スタートしました

本日より、夏期講習がスタートです。私としては慣れない早起きと、通勤ラッシュにうんざりする毎日が始まるのですが、生徒たちの生活リズムを崩したくないので、学校と同じような時間に授業を開始し、ある程度部活を頑張っている生徒にも対応できる時間までやっています。

さて、本校の夏期講習に通っていない方にとっては、夏休みが始まって3日たちました。どうですか?きちんと計画通りに勉強は進んでいますか?分からないところは無いですか?むしろ、どうやって勉強したらいいか分からない。どの参考書問題集をやったらいいか分からないなんてことはないですか?まさか夜更かしして、すでに生活のリズムが狂っているなんてことはないですよね。

私は夏期講習前の入塾面談ラッシュで、このような質問をされることが多く、本当にみんな迷っているんだなと痛感しました。まるで羅針盤や地図がないまま航海しているようなものですね。そんな状態で、目的地までたどりつけたら奇跡です。

キチンと目標を持ち、自分のレベルにあった教材で、適正な時間勉強して、分からないところはひとつ残らず質問する。この繰り返しで、ようやく納得のいく結果が得られます。個別指導なので、ピンポイントで夏期講習を受講することもできます。国語だけ、理科だけ、もしくは図形だけといった形でも受け付けております。

自分一人で勉強していて、「あ~、分からない」と嘆いたり、イライラしたりしている暇は受験生にはありません。「自分の弱点」が明確になったら、いっしょに解決していきましょう。

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