2015年10月/府中教育通信

2015年10月

塾業界のブラック化に思う

 先日、明光義塾が賃金未払いで改善要求されました。

 私も以前、明光義塾で働いておりまして、大変心を痛めております。厳密に言えばフランチャイルズの別オーナーの教室なので、直接は関係ないのですが、似たような状況はありました。現在も恐らくそうですが、明光義塾は講師が授業を行った後に担当講師が「報告書」を作成しなければなりません。要領のいい講師は授業中にあらかた書いてしまい、授業終了後5分後に報告書を提出し帰宅できるのですが、生徒の指導にかかりきりの講師は、報告書の作成を授業終了後にイチから行わなければならず、それこそ夏期講習や冬期講習のときは授業終了後1時間以上かかっている講師もいました。その時間はサービス残業になってしまいます。会社側からすれば、「何で授業中に書かないの?要領悪いな」という話になってしまいがちですが、得てして生徒側からすれば「授業を一生懸命する先生」なので、評判はいいんですよね。

 私としてはそんな状況は明らかに異常なので、講師の数を増やして、講師一人あたりの受け持つ生徒数を減らしたり、報告書自体のボリュームを減らしたり、あれこれ講師がすぐに帰れるように工夫しました。そうしないと優秀な講師が集まりませんし、講師側も「サービス残業」なんてしたくないので、生徒の指導よりも報告書の作成に力を入れ始めたり、何よりも講師の報告書がすべて集まらないと、私自身がサービス残業をしなくてはいけないので、そりゃあ必死でした。

 現在の私の教室では、そんな「報告書」は存在しません。そんなものなくても、私が生徒一人ひとりをしっかりと見れば良いだけですし、講師たちにも授業に集中してほしいです。講師たちも授業が終わればサックリ帰ります。おかげで優秀な講師たちにも恵まれ、私自身も授業に集中することができていて、良い循環が生まれています。

学校選びに関して

 中間試験も終わり、中学校・高校では進路面談がそろそろ始まる時期だと思います。当然そこでは進路・志望校が聞かれることになります。第一志望から第三志望まででしょうか。ここで曖昧な返事をしてしまうと、学校の先生をイラつかせたり、呆れられたりしてしまい、結果良いことは何一つありません。学校の先生も人間なので、面談にも力が入らず、説教でタイムオーバーになってしまいます。

 ウチの教室でも、学校見学に行く段階から志望校の話や、そこに進学したときの話などをするのですが、志望校がころころ変わる生徒などがいたりして、こちらも混乱させられることが多々あります。まぁ、私としてはそれも仕事のうちだと思っているので、なぜ志望校が変わったのかをしっかりヒアリングして、対策を打ちますが、40人近くの生徒を担当している学校の担任にしてみたら、たまらないでしょう。

 特に高校においては、ひどい進路指導をする先生がたまにいます。先生が学生の時のことをを基準にしてしまったり、受験科目もロクに分かっていなかったり、「将来スクールカウンセラーをしたい」という生徒の相談を正面から受け止めず、とんでもない学校を勧めたり、といった感じです。進学校はそんなこともないのですが、中堅以下の学校はあまり時間を割いてくれなかったりします。

 中学の先生は、ある程度進学する学校が絞られますのし、受験のスタイルも限られているので、難易度は高くないのですが、先生のモチベーションで提案が変わってくる印象があります。

 教室での進路相談も、さすがに現実的なものになってきますが、最終的には生徒の将来の選択肢が狭まらないようにしていきたいと思いますし、もちろん受験日の前日まで成績は上がると思っているので、最後の最後まで気を抜かずに、悔いの無いように頑張って欲しいと思います。

中間試験の時期です。

 今週から、都立高校や、私立校は中間試験となります。ウチの生徒たちも一生懸命対策し、過去最高点を取ろうと頑張っています。

 定期テストにおいてはウチの塾において、3週間前からスケジュールを立て、2週間前には学校の問題集は1周し、暗記モノと問題演習を入念に行います。今どきの学生は勉強しなくなったことも幸いし、自分としては簡単に成績が上がるようになったと思っています。

 しかしながら実際の入試や模試ではそうもいかず、2番手校や3番手校から私立大上位校に進学しようとなると、やはり、人並み以上の努力が必要となりますし、学校のペースに合わせていては、絶対に入試に間に合いません。

 まずは学校の成績を上げて、学校の授業を活用すること。それができるようになったら、学校の授業以上のレベルの勉強をして、早い段階で入試を意識すること。入試を意識出来て、具体的な志望校がしぼれたら、正しい情報を集めて、入試科目を絞り、集中的に勉強していきましょう。間違っても周りに流されたり、正しくない情報に惑わされたりしないようにしましょう。

その授業スタイル、合ってる?

 入塾面談時に生徒本人を交え、保護者の方とお話をしていると、いろいろ気づかされることや、他の塾のお話になったりします。その中でも、ウチの塾が少し特殊ということもあり、授業スタイルの話に時間を割くことが多いです。

〇集団授業スタイル(小人数も含む)  学校の授業の延長線という感じ。小中学生で一クラス6人~15人。高校生だと、大教室で授業が行われることも。先生の質というよりも、本人の適正で成績が上がるかどうかという印象。クラス分けとかがあって、基礎クラスになってしまうと、ほとんど「動物園」の中で勉強することになる。授業後に補講をしてもらえる塾もあるが、そうなると授業の中身は何なのであろうか。友達と一緒に通いたい、学校以外の友達が欲しいという生徒はどうぞ。

〇衛星・DVD授業 某塾で行っている授業。授業の中身は本当に申し分なく、質問すらも生まれない。ただし、「分かったつもり」になることが多く、自分で問題演習をしないと定着しない。よく宣伝文句で「いつでも授業を受けられる」というものがあるが、これは「授業をうけなくてもだれも文句言わないよ」ということとイコールと考える必要がある。結局勉強スケジュールは自己管理となり、成績が上がらなくても生徒のせいになるシステム。

〇通信添削  昔からある勉強スタイルであるが、結局こちらからの返信ができずにたまっていくという生徒が多い。これもスケジュール管理は自分でやらなくてはいけないのと、必ずしも学校と並行して進むわけではないというところがマイナスポイント。料金が割安なのはいいが、指導がリアルタイムでないのはいかがなものか。

〇家庭教師 これも昔からあるスタイル。完全に1対1なので、授業中に手を浮くことはできない。ただし、やはり先生のレベルの良し悪し、または生徒との相性に問題があった時に対応しづらい。また、受験情報に関しても、担当の先生のレベルに左右されてしまうので不安が残る。

〇個別指導(担当制) 多くの個別指導をうたっている教室のスタイル。生徒指導は講師陣にまかせっきりになり、教室長は授業にタッチしない。せいぜい講師からの事後報告のみ。リアルタイムでの授業修正はしないので、事後報告で、「本人の希望で単語練習してました」と言われかなり焦ることもある。完全担当制なので、担当講師がその場にいないと、生徒の進捗も分からない。逆に言えば、担当講師が急にやめてしまったり、留学に行ってしまったり、資格試験で一時お休みとかしてしまうと、現場はいっぺんに混乱に陥る。これも、ある意味家庭教師の延長線上なので、担当講師のレベルや相性で成績の伸びは左右される。

〇個別指導(巡廻制) 個別学習会の指導方法。生徒の机の間を先生が巡回し、適切なタイミングで指導する。室長も一緒に巡回しているので、生徒のレベルにあった問題演習を提示することができます。ただし、これはアシスタントである講師・先生のレベルが高くないといけませんし、室長自身がリアルタイムで生徒の状況を確実に把握していないといけないので、チェーン展開はできません(汗)し、お金儲けはできません(涙)

 そういう自分は今まで、学生時代は家庭教師、社会人になってからは大手で個別指導塾と集団塾で経験を積んできました。もちろんそれぞれに良いところ、悪いところがあり、従業員はみんな現場で頑張っていたと思います。ただし、それは独りよがりであったり、キツイ言い方をすれば独善主義的である経営者や、現場の長がいなかったわけでもなく、もっとはっきり言えば、経営者や上司に対し「君が受験で勝利を収めたとは言えないのに、そんな偉そうなこと言うの?」と思ってしまうことも多々ありました。正直、保護者の方が塾を選ぶ際に、講師や現場の長の学歴や成功体験を聞くのは抵抗があるかもしれません。でも、どれだけ生徒のことを考えているのか、自分の求めているものにあっているのかは妥協なく調べてください。CMには多大な経費が掛かります。過大な宣伝に惑わされることなく、生徒にとって一番いい塾に巡り合えますように。

きっかけは何でもいい。

 久々の更新になります。生徒に「やるべきことはしっかりやるように」と言ってる割には、自分の段取りの悪さに嫌気がさしそうです。でも、反省してこれからしっかりやっていければ、それはそれでいいのかなとも思います。

 ウチの生徒が通っている高校で、先生が驚きの発言したと聞き、愕然としてしまうことがありました。

 その先生は「このクラスからは日東駒専がせいぜいだな」と言われたり、生徒に対しては「どんなに頑張ってもマーチに行けないよ」ということを言われたそうです。その会話の前後を聞いていないので、その先生の発言の真意を知ることはできませんが、ウチの生徒は目に涙を浮かべて悔しがっていました。その生徒は明治大学を本命にして、早稲田をチャレンジといった二年生(!)です。二年生の段階でそんな先入観をもって、生徒に接していることに驚きますが、幸いなことに生徒は一瞬は落ち込んでいましたが、「学校の先生を見返してやる!」と再び前に進むことができています。

 こういったマイナスのパワーだろうと、「将来弁護士になる」みたいな前向きなプラスのパワーだろうと、パワーはパワーです。そういった自分も偏差値30台だった時に「オレは早実を受験するぜ!」と言い放ち、学校の先生から「お前が早実合格するなら、うちのクラスは全員開成に合格するな」と屈辱的な発言をされ、その発言を励みに一年間で偏差値を40上げることに成功しました。

 成功体験の無い方には、ネガティブ発言が多いですね。「どうせだめだよ」「頑張ったって無駄じゃね」そういった発言をする方には距離を置きましょう。「あきらめたらそこで試合終了だよ」「受験前日まで学力は上がる」自分はそういったプラスのパワーを発していきたいと思います。

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府中教室の塾生が通う学校一覧

【高校生】:
大妻女子高校、明星高校、都立府中高校、都立杉並高校、帝京八王子高校、 昭和第一高校、国士館高校、日大明誠高校、駿台学園高校

【中学生】:
府中第二中学、府中第四中学、府中第六中学3名、府中第八中学、府中浅間中学 桐朋女子、明星中学

【小学生】:
府中第四小学校、府中第六小学校、府中第十小学校

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