2016年6月/府中教育通信

2016年6月

まずはできるところまで戻ろう

 生徒からこんなころを聞かれることがあります。「○○っていう問題集知っています?あれってどうなんですか?」授業を受けていない科目の相談なら、そんな質問を受けてもなんとも思わず、きちっとお答えするのですが、通常授業の科目でそんな質問をするのだから、頭を抱えてしまいます。当塾では生徒一人一人のレベルを考え、教材を決定しています。基準としては、その生徒が70~80%くらいできるかなというレベルです。正解率が90%以上だと、簡単すぎて集中力をなくしますし、60%以下だと解いているほうもしんどいです。

 その生徒からよくよく話を聞いてみると、友達がレベルの高そうな問題集をやっていてビビった、とか学校の先生が勧めていた、とかです。キチンと自分の弱点を把握したうえでの対策とか、志望校を分析してとかではないので、もちろん却下です。与えられたものをマスターすることが先決です。

 私立中学校で「体系数学」とか「NEW TREASURE」とか使っているところも要注意です。いわゆる検定外教科書です。教科書のレベルが高すぎて、生徒が置いてけぼりなんてこともしょっちゅうです。

 問題集を進めるうえで大切なことは「何を使うか」ではなく「どれだけ深くやるか」です。つまみ食いばっかりしていては真の学力を身に着けることはできません。一つの問題集を三周するくらいの覚悟で臨んでください。

「やる気がない」とき、どうするの?

「先生、やる気が出ません」こんなことを言う生徒が毎年います。ちょうど、このくらいの時期の受験生はそうですね、毎年。勉強をするという習慣がないまま、当塾の勉強の波に飲み込まれ、もがいているのでしょう。そうですね、夏期講習半ばくらいからは、さすがに腹もくくり、「やる気があろうがなかろうが、やらなくちゃいけない量が変わるわけではない」と悟り、黙々と勉強するようになりますが。

 もちろん私も受験勉強を始めた当初は、毎日やる気マンマンというわけではありませんでした。「こんな勉強したって、将来何の役に立つんじゃ~」と思い、逃げ出したくなることもありました。でも、逃げ出してサボったところで、逃げた先には何もないんですよね。逃げたつもりでも逃げきれていない。かえって自己嫌悪に襲われ、精神的には不安定になります。逆にやりきってから遊んだほうが充実感があります。

 結論としては、人間だれしも、体調にもやる気にも「波」はあります。一年間365日、毎日体調バッチリというわけではないでしょう。風邪気味の時もあれば、睡眠不足の時もあります。体調が思わしくないときは、あまり無理をして長引かせるほうがいけませんが、やる気がない時でも、勉強を進めることはできます。

 「やる気がない時でもやらなくちゃいけない」ペンを動かせば、それだけ学力が上がります。つまらない言い訳はせずに、今日のノルマは果たしましょう。

 そうですね、偏差値65を超えたら、ちょっと勉強は面白くなるし、偏差値70超えたらゲームをするよりも面白くなります。私の経験からですが。

期末試験、お疲れ様でした。

今週で大体の公立中学の期末試験が終わりました。当塾の中学生諸君は直前の土日に計15時間近く勉強して(詰め込んで?)いますので、目標以上の得点してくれていそうです。もちろん中には明らかに準備不足だったり、前学年の内容が不足していて伸びきれなかったり、期末試験直前にもかかわらず部活があり、勉強時間を確保しきれない生徒もいました。しかし、その生徒たちも原因ははっきりしていますので、夏期講習中に建て直し、そして予習もしっかりして、二学期で巻き返してほしいと思います。

 さぁ、期末試験が終わったら夏期講習です。当塾では期末試験が終わると同時に夏期講習の内容に入ります。中学三年生は言わずもがな、中学二年一年も、総復習をしたり、作文の練習をしたり、国語の長文や英語の長文といった長期のお休みに「じっくり取り組む」ことによって効果を発揮するものをやったりします。もちろん要望があったときのみですが、今年の受験生たちは例年以上に優秀なので、夏期講習でのさらなるパワーアップが期待できます。

 「もしも、思うような結果が得られなかったとしても、気にする必要はない。うまくいかないのには絶対に原因がある。原因を仮定して、改善しよう。反省しても、落ち込むな」

 まだまだいくらでも修正はききます。逆転可能です。いい点数を取った当塾の生徒には、「逆に不安ですよ」と伝えますが。

模試の結果は気にしない(高校生編)

 またまた前回の続きです。

 高校生の受ける模試はなんであんなに問題数が多いんですかね。まるで反射神経を見ているようです。基礎的な問題が多いとはいえ、見直す時間もないのでは、必ずしも実力を反映しているとはいえず、少し生徒たちがかわいそうに思います。それでも今年の高校三年生たちの多くは思っている以上の成績をとってきました。一人は苦手だった国語を克服し、二回連続で好成績を取り、特待を勝ち取ってきました。

 とはいえ、やはり高校生も模試の結果を気にする必要はないです。なぜなら、多くの大学入試では、時間が余るから。過去問をやってみて、万が一時間が足らなそうだな、と思うのなら、早い段階で受験校の変更を考えましょう。大丈夫。星の数ほど大学はあります。「いや、絶対にこの大学に入りたいんだ、解く時間は足らないけど」というのなら、捨てる問題を見極めましょう。大丈夫。大学入試は合格最低点を取ればいいのだから。

 大学入試問題は様々です。明治のように問題は易しいけど合格最低点の高いところや、早稲田のようにマニアックな問題が多いけど合格最低点は65%前後といったところもあり。また理系でも難しめの数1・Aの問題か数Ⅱ・Bの問題どちらか解けばいいというところもあったり。模試の点数を上げるよりも、自分に合った出題傾向の大学を探すほうが大事なのかもしれないと思う時もあります。

 それでも、間違えた問題は素直に受け止め、直しはきちんとやってくださいね。そこは自分の弱点です。弱点補強はいつの時代でも勉強のもっとも肝な部分です。

模試の結果は気にしない(小学生編)

前回の続きです。

 小学生に関しては「模試はあくまで参考記録、私立中学の問題は癖が強いので、模試の結果がそのまま反映しずらい面がある」というアドバイスを送ります。ただ、「どういった問題をどのように間違えたのかは重要で、解き直しはとてもいい復習になります」というスタンスは崩しませんし、ここの部分に関しては一般的だと思います。

 ほかの塾を見ていると(私自身も、過去においては、そういったスタンスでしたが)わざと激ムズな問題にしたり、問題数を必要以上に多くし、不安をあおり、より多くの授業を取らせようとするところもあります。そういったところは本来の塾の目的を逸脱しているので注意が必要です。

 中学受験に関しては、お母様も一度は過去問に目を通し、どのくらいのレベルの問題かは把握できないにせよ、問題数がどのくらいあって、文章題の問題文はどのくらいの長さか、などを意識していただけるといいかもしれません。すべて塾に任せきりにするのではなく、できる限り「受験に参加する」という気持ちが中学受験に関してはいい方向に行くと思います。

 模試の結果に関しては一喜一憂するのではなく、予想以上にいい結果だとしても、そうでなかったにしても気にすることはありません。ただ、絶対に自分の弱点は反映しているので、そこの部分は要復習です。

模試の結果は気にしない(中学生編)

ちょっと前に模試の結果がかえってきました。みんな思ったよりも成績がよく、中には「ちょっとできすぎだな。調子乗っちゃうかもな」なんて思ったりもしましたか、そんな自分の余計な心配をよそに、すぐにみんな切り替えて期末試験に向けて一生懸命勉強しています。彼らはずいぶん前から基礎の勉強を積み重ねてきたので、今ぐらいの模試の内容は問題なく解いていけます。

 でも、私立を目指すのであれば、英語はもっとできなくてはいけません。単語量はもちろん、構文や慣用表現、速読まで。夏期講習まるまる使っての訓練が必要でしょう。

 仮に今回の模試でうまくいかなかったとしても、それはあくまでも現状の力です。半年後にきっちり逆転する計画を作りましょう。復習が足らず忘れてしまっているのか、そもそも理解していなかったのか。得意科目を伸ばすのか、不得意科目をなくすのか(都立を目指すのなら不得意科目をなくすほうがいいですが)、きっちりと分析することが必要です。大手ではそこまでできないかもしれませんが、その場合は自分で分析しなくてはいけませんね。自分での分析ができなければ「厳しい第三者の目」を持っているところに助けを求めましょう。

 ますは、期末試験ですね。みんなの本気を見せてください。自分も三週間、教室開けっ放しでみんなをフォローします。おそらく実技を入れて11科目の試験の生徒がほとんどだと思いますが、計画的に勉強を進めましょう。最後に追い込みすぎて体調を崩すなんてことはないように。限界に挑戦するあなたに期待します。

基礎の大切さ

4月から入塾した生徒もそろそろ2か月近くたち、とくに高校生たちは「敵の強大さ」と「自分の実力が思ったように上がらない」ことで焦りを感じる生徒を散見します。こんなとき自分は「ロールプレイングゲームのように能力が数値で表せればいいのに」と思ったり「レベルアップの音が聞こえればいいのに」とバカなことを考え、それも味気ないな~なんてのんきなことをおもってしまいます。こんな時の結論は

「とりあえず問題集一冊完璧にしなよ」「ほんとに問題集1冊完璧にすれば法政くらい何とかなるよ。それくらいのレベルの問題集をやっています」「基礎ってスポーツで言えば筋トレだから面白いことは一つもない。でもこれをやんなきゃうまくなることは絶対にない」とこんなところでしょうか。

 ほかの塾では問題集の販売が重要な収入源だったりして、夏期講習や冬期講習ごと、場合によっては学期ごとやコースごとに問題集を買わなくてはいけなかったり、しかもその値段がほんの少し高かったりします。でも考えてみればこの世の中に「完璧な問題集」は存在しません。例えるなら「完璧な英単語集」は存在しないように。「出る単」にしても「ターゲット」にしても、それだけやっていれば英語の長文が読めるわけではありません。しいて言えば完璧な単語帳は「英和辞書」くらいです。考えてみれば日本人で「国語辞典を完璧に覚えているぜ」なんて人はいないでしょう。ですので、大切なことは「完璧な問題集を作ったり、探したり」することではなく、いかにその問題集をやりきるか、が大切な気がします。

 確かに世の中には「ダメな問題集」も存在します。でも、そんな問題集は自然淘汰されますので、基本的には本屋さんで売っている問題集は大丈夫だと思います。不安だったらアマゾンのレビューで確認するのもいいでしょう。そして実際に本屋さんで手に取ってみて、解説重視なのか、字の大きさ重視なのか、図は多いほうがいいのか、そこは個人差あると思うので、最後は自分で選ぶしかないのですが、「完璧な問題集どれかな~」と迷っている暇があるのなら「とりあえずやってみよう」のほうが大切だよ、ということです。

期末試験対策実施中です。②

 当塾では、入塾前に面談を行います。どのような方針で授業を進めるのか(受験勉強中心か、成績向上重視か、基礎からやり直すのか)を決めます。その時に話の流れで当塾に来る前の塾の話になったりするのですが、驚くべきことに「定期テスト試験対策」をしない塾があるそうです。いわゆる「担当制個別指導」の塾で、担当する先生しかその生徒の進度や弱点を把握しておらず、教室長が勉強のスケジュールを立てられないようです。ですので、その生徒は、テスト勉強を始めるタイミングもわからず、当然成績も向上せずに、当塾に駆け込んできた形です。

 その生徒とは勉強のスケジュールを一緒に決め、勉強を進めています。今まで積み残したものも多いのでどうしても「付け焼刃」的になってしまいますが、今までよりだいぶいい点数になると思います。

 定期テストはとても大切です。当たり前すぎて今更こんなことを言うのもなんですが、どうしても勉強は積み重ねなんです。足し算ができなければ引き算も掛け算もできないんです。ですので定期テストごとにわからないところをなくし、もしも「わかったつもり」になっていたところがあれば、早急にやり直さなくてはいけないんです。

 ですので、保護者の方には生徒がどんな様子なのかを見張ってほしいのです。集団塾の中には「遊びに行っているだけ」の教室もないわけではありません。講師の能力が足りない塾もあります。塾の一面には「結果がすべて」のドライな面もあります。生徒にとってしっかり成績が伸び、目標に近づけるところを選ぶようにしましょう。

夏期講習準備中です。

 ようやく受験生たちとの面談がひと段落しました。当教室では、生徒・保護者全員と面談し、志望校はもちろん、最適と思われるアプローチを提案します。無理に授業を提案することもなく、自分でできることは自分でする、途中でのプランの変更もOK。というスタンスでやっています。

 よく、朝から晩まで勉強しまくるようなプランや、勉強合宿を行って、徹夜で勉強します。といった塾もあると聞きますが、本当に効果があるかは一度立ち止まって考えなければなりません。第一志望校に合格することはもちろん大切ですが、それはきちんと心のバランスを保った状態での話です。学校の課題や塾からの宿題に追われ、目を三角にしてガリガリ勉強して成績を上げたとしても、体や心に変調をきたしては意味がありません。絶対的な勉強時間の確保はもちろん大切ですが、その中でもある程度は効率を求めつつ勉強していきましょう。

 塾業界では「天下分け目の夏期講習」とは言われますが、しっかりと遂行可能なスケジュールを立てて、有意義な夏休みにしましょう。

 あくまでも最終目標を見失わない強さに期待します。

 

« 2016年5月 | メインページ | アーカイブ | 2016年7月 »

府中教室の塾生が通う学校一覧

【高校生】:
大妻女子高校、明星高校、都立府中高校、都立杉並高校、帝京八王子高校、 昭和第一高校、国士館高校、日大明誠高校、駿台学園高校

【中学生】:
府中第二中学、府中第四中学、府中第六中学3名、府中第八中学、府中浅間中学 桐朋女子、明星中学

【小学生】:
府中第四小学校、府中第六小学校、府中第十小学校

「府中個別学習会」の塾生の皆さん、がんばって!
目指せ!逆転!