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このようなノートなら早急に改善を ②2021.08.07


「このようなノートなら早急に改善を」シリーズでやってみてます。

 

前回も申し上げましたが、正しいノートと言うのはないですが、間違ったノートは存在します。けれども学校では「正しいノートのポイント」は教えません。むしろ「間違ったノート」を推奨している節さえあります。ですので、間違ったノートは何がまずいのか、こういったノートはココを改善すればもっと良くなりますよ。みたいなことを整理したいと思います。

 

② 〇しかないノート(消した跡が多数あり)

残念なことにノート作りを学校では教えないので、消しゴムを多く使う生徒が多数存在します。先生達は「間違うことは恥ずかしいこと」と教えてしまい、それどころか問題を間違った生徒を笑いものにする時さえあります。

私の考えでは、消しゴムを使う場面はほとんど存在しないと考えます。自主的に「あっ、間違えた」と思ったのなら、大きくバツをして、その次の行から書き始めればいいと思います。消しゴムを使ってすべてをリセットするにはあまりに、時間がもったいないし、ひょっとすると自分が間違えたと思った解法も、実は途中までは合っている可能性もあります。また、後で見返した時に同じようなところでミスをしていることもあるので、「再現性」の面でもその記録を消してしまうのは、あまりにもったいないです。

また、間違えたものも消さずに提出するのは、「きちんとやっているよ」アピールにもつながります。モーツァルトの楽譜ではないのですから、ノーミスですべてをやり切ることは不可能です。

こういったノートを作ってしまう生徒は、「間違えは恐ろしい」と考える女子に多いです。男子は結構そういったところは大らかなので、あまりこういう認識はいないと感じます。これは、生徒のキャラクターに大きく関わるので、改善には時間がかかります。消しゴムをつかんだ瞬間に「それダメ!」と言わなくてはいけません。間違いは誰でもするんだよ。恥ずかしいことではないよ。次はポイントに注意して、少しずつ改善していこう。と根気よく何回も言い続けなくてはいけませんし、言い続けるからには先生側は、それに反する言動はしてはいけないと思います。

時間はかかりますが、これが改善されればグンと成績が上がることも多いです。こういった生徒は、学校や集団塾でミスに対する恐怖を植え付けられてしまった生徒なので、個別指導の「ミスして全然問題ない」という環境で勉強できれば、ドンドン失敗を恐れずに進みますし、復習も効率的にできるからです。

正しいノートの作成を通じて、正しい勉強法を身に着けたい方は一度お電話くださいませ。



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