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「減点評価主義」は本当につらい。2022.09.12


面談の時に

「ウチの子はダメで、60点しか取れないんですよ。私の時は80点切ったことないのに。どうにかなりませんかね」

という発言をしてしまう保護者の方が、本当にごく一部ですが、いらっしゃいます。仕方のないことですが、生徒本人にしても保護者の方にしても、なぜ60点になってしまうのかは説明できません。数学であれば、公式を覚えていなかったのか、問題文をキチンと読んでいなかったのか、計算ミスが多発したのか、そもそも問題数が多くて焦ってしまったのか。当然ですが、それぞれの失点してしまったことに対するアドバイスは、それぞれ違います。

それよりも大切なことは、準備はきちんと出来ていたかだと思います。試験範囲の問題演習をどれくらい出来ていたのか、分からない問題がない状態で臨めていたか。目標の点数はどのくらいのところに設定していたのか。そのために何に重点を置いていたのか。

目標が40点の生徒にはその指導法があり、60点目標のそれとは異なります。また、40点が目標だったとしても、暗記モノをしっかりやって40点取れるのか、試験範囲の半分を完璧にして40点になるのか、どうしても計算ミスがあるから、多少粗くても試験範囲は網羅しなければならないのか、そういったところも生徒それぞれのキャラクターに合わせるべきです。

間違っても「なんでできないんだ」とか「注意力不足だ」とか「出来ないならやめてしまえ」といった声かけをしてはいけません。他の塾の様に「それやっとけって言ったじゃん」も最悪です。そういった声かけは無意味です。生徒たちは一生懸命やっているし、わざと悪い点を取ろうとは思っていないし、今勉強をやめていいことは一つもありません。

それよりも、今回のテストで何ができて、次の課題は何で、今からやるべきことを明確にするべきで、今回がんばったことがテストでできていれば、しっかりと褒めるべきです。

しかしながら、多くの塾では生徒一人ひとりに対して個別に指導したり、スケジューリングすることはほとんどありませんし、目の前のテキストの試験範囲を終わらせることに躍起です。そのスタイルが生徒に合っていればいいですが、多くの場合限界を迎えます。塾の授業で分からないことが多発したり、自分の実力が上がって塾の授業に物足りなさを感じたりした時です。この時にその生徒に対してどのようなアプローチをするのか、塾側の腕の見せ所です。そもそも、アプローチすらなくて不安という方は府中個別学習塾までお電話ください。

 



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