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スピーキングテストに思う2023.05.31


スピーキングテストが私の予想通りの結果になりました。雑感に関しては11月ぐらいに書きしめしていると思います。

恐らくですが、11月くらいに書きしめしたものは、賛成の立場でも反対の立場でもなかったと記憶しています。今回もその立場はなるべく継続しつつ、改善するべきは改善してほしいです。ただし、これをネタに変に煽ってくる塾や業者には要注意です。なぜならスピーキングテストは機能していないし、意味のないものになっているからです。こんなことはプレテストの段階で分かっていました。

東京都が推し進めるスピーキングテストはテストの結果を6段階に分けます。20点・16点・12点・8点・4点・0点です。この点数が受験校に知らされ、内申点・筆記・スピーキングテストの結果で1020点満点で合否を判断されます。

なぜ「機能していない、意味がない」と思うかというと、英検のランクにきれいにリンクしているからです。英検準2級の生徒は20点満点を取ることはたやすいし、英検3級を持っていれば12点以下を取ることはまずなく、大体が16点です。これは東京都が実施したプレテストでも指摘されています。

また12点の生徒が国立や国分寺を受けることはまずないですし、英検準2級を持っている20点の生徒が府中高校を受けることもありません。つまり、最大点差はどう考えても4点しかなく、この4点は理科や社会の小問1個分以下です。ついでに言えば受験者約7万8千人が均等にこの6段階に分けられると思うかもしれませんが、約75%の生徒が12点以上を取っています。つまり偏差値40の生徒が12点を取れることになります。これは意味のあることでしょうか。

 

でも、まぁこのスピーキングテストをやめるという判断はできないでしょうね。なにせタブレットを3万5000台用意しちゃいましたから。

ですので、鎌田の考えとしたら、「スピーキングテストが不安なら、英検の勉強をしよう。リスニングのスキルも身につくから」です。



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