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なぜ集団授業で国語の実力が上がらないのか、考えてみる②2020.08.24


「国語の勉強しなくっちゃ」

と思った時、何から始めますか?

例えば数学なら、何か問題集を買ってきて、それを始めるでしょう。マル付けもして、間違っていたら解説を納得するまで読むでしょう。

例えば英語なら、単語帳の暗記から始めて、英文法の問題集をやったりするでしょう。

初めの一歩の勉強方法はこのようなものだと思います。

 

では、国語はどのようにしますか?

漢字?国文法?問題集買ってきてやりますか?やってもいいけど、マル付けはどうしますか?自分で正解かどうか判断できますか?全部マルにしない自信はありますか?

 

そうです。

「国語の勉強の仕方が分からない」問題があります。言い方を変えれば

「国語の集団授業は分かった気になってしまう」問題ともいえます。

あらゆる科目に言えますが、勉強で大切なことは 次、同じような問題が出てきたときに、同じようなミスをしないことです。

そうするためには、問題を間違えてしまった時に、なぜ間違えたのかをトコトン考えることです。

問題を解く→間違えた→答えを写す→気を取り直して次の問題

では話になりません。

国語の場合は、正解は正解として納得して、自分が選んでしまった間違えの選択肢は、どうしてダメなのかを考えなくてはいけないのです。アが正解なのは分かるけど、どうしてイではいけないのか、本文の中から説明をしなくてはいけないのです。これが厳しい。ましてや集団授業で、そこまで解説している時間はありません。また、そこまで解説している問題集は2~3冊です。しかも上級者向けです。

 

国語こそ、個別授業が必要です。文章の読み方から指導が必要な生徒がゴマンといます。日本語の単語が不足している生徒、漢字が全くダメな生徒、躓いているところは人それぞれです。

 

そうそう、よく中学校の国語の先生に「国語力を上げるにはどうすればいいのですか?」という質問に対する返答の「本を読みなさい」という回答は、全く当て外れなのは分かりますね。まず、何の本を読めばいいのかを明示していないし、また「間違った読み方」をしてしまう恐れがあります。そもそも3行の数学の文章題すら読めないのに、夏目漱石や、森鴎外を勧めかねないですから。もっと問題は根深いです。



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