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私が九九を覚えられなかった理由③2022.02.06


算数や理系の勉強を暗記・作業で切り抜けようとすると、どういうことが待っているのか。算数の場合は文章題で躓きはじめます。理科も計算問題で苦労すると思います。ということは前回お話しました。

 

社会や漢字、英単語など暗記で切り抜けなければならないものは確かにあります。でもどうしても人間の暗記力には限界があるので、暗記しなくていいものは暗記せずに、頭で原理原則を理解するという工夫が必要です。

例えば前回の例で出した「速さ」の単元であれば、み・は・じの形にこだわるのではなく、実生活に落とし込み、

「学校に行くときに歩いてかかる時間と走るときにかかる時間であれば、走った方が早く着くよね。なので距離が一緒なら、速さと時間は反比例だね」

といった具合的な経験や、アニメやスポーツといった生徒の好きな分野に落とし込んで説明してみることが大事だと思っています。

 

そして「勉強を暗記で乗り切る」意識が芽生えてしまうと、何のために勉強するのか、勉強する意義に答えられなくなってしまいます。少しでもいい高校に行って、いい大学にって、いい会社に就職するなんて答える始末になります。勉強する意義は100人いれば100通りの答えになると思いますが、少なくとも「いい会社に入る」のは違います。そんなタイトルホルダーは社会の害悪でしかありません。

仮に勉強する意義を「世の中のことをもっとよく知って、より良い選択をするため」と定義づけるなら、勉強を暗記で乗り切ろうとはしないと思います。もっと実生活に近づけて教えていくと思います。方程式も等積変形もボイルシャルルの法則も月の見え方も、習うことすべて、考え方が大事で、もしも「そんなの覚えりゃいいじゃん」とかいう先生がいたら、「あぁ、この先生は原理原則を考えないで勉強を乗り切ったんだな、っていうか、それは乗り切ったわけではないけどね」と私は思います。

とにかく、勉強は暗記力を競うものではありません。確かに一部、漢字や英単語、歴史の年号、地理、元素記号などは暗記しなくてはいけませんが、その暗記量を減らす努力をするのが学習塾だと思います。まやかしの学習塾は確かにあります。いくつかのポイントはありますが、それはまた今度。

 

勉強の仕方を教える学習塾をお探しなら、ぜひ府中個別学習会にご連絡ください。

 



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