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毎年一定数相談を受けるのですが、自分の実力以上の学校を受験して、そこから合格をもらえたとして、入学した後に勉強についていけるのでしょうか、という話題。

鎌田からすると突っ込みどころ満載で、どこから手を付けたらいいのか。

①合格をもらったんだから、すでにその学校は君の実力以上の学校ではない。

②先取り学習をする学校もあるが、無茶苦茶なペースで進むわけではない。

③そんな不安を払しょくするために、この教室は存在している。

④人気の学校はそれだけの理由がある。

⑤そもそも合格をもらって（勝ち取って）そんな発言は不合格になってしまった受験者に対する侮辱。

 

まずは①から

入試という制度において、基準未満の生徒に合格を出すというのは、ありえません。合格を勝ち取った段階で、あなたは基準をクリアーしています。確かに最下位の滑り込みセーフという可能性はあります。でも、入試段階の順位は必ずしも卒業時の順位とリンクしません。たとえ補欠合格だったとしても、明らかな最下位合格だという危機意識が、その後の学習態度を良くすることもあろうと思います。

自分は最下位合格に違いない。という危機意識は大いに結構だと思いますが、仮に最下位合格だったとしても、その後の学園生活をネガティブに考えてしまい、「分相応」の学校しか受験しないというのはいかがなものでしょう。学校に勉強しに行くのですよね。分相応の学校だから努力しなくていいのですか。楽をしていいのですか。「実力以上」の学校に合格して、必死についていくのか、「分相応」の学校に進学して、そこそこの努力で過ごすのか、卒業時の差は歴然でしょう。

 

ちょっと長くなりそうなので②以下は次回にします。