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最近驚いたこと2025.05.17
とある私立中学の話です。教室長仲間から聞いたのですが、そんな学校があるのかと驚いたので、実名は伏せつつお話しします。まぁ、フィクションと思って頂ければ幸いです。その学校は中学受験において偏差値50台前半の学校です。
最近では教職員の働き方改革も考え、AIなどを活用した働き方になっています。独自のアプリなどを活用して、生徒たちや保護者の方々にも便利で、職員たちの負担も減るようなシステムに移行しています。これはこれで素晴らしいし、どんどんその方向に進んでほしいと思います。
その一環としてでしょうか、その学校では定期試験や小テストのマル付けもAIが行っているようです。なんとなく想像できると思うのですが、マークシート的な問題のマル付けはAIは得意だと思います。答えは「2」だったら、2をマルにしてそれ以外は×にしてくれるでしょう。「徳川家康」が答えなら「徳川家康」や「とくがわいえやす」をマルにして、明智光秀は×にしてくれるでしょう。
でも、どんなアプリでも苦手分野はあります。数学で言えば作図や証明問題、国語の書かせる問題、社会や理科の説明させる問題などはおそらくAIの苦手とする分野でしょう。いわゆる答えが一つではない問題です。その学校がどのレベルのAIを導入しているのかにもよりますが、鎌田がその学校の責任者なら、計算問題はまだしも、証明問題や書かせる問題、もしくは説明させる問題に関しては、必ず担当者が最終チェックするようにお達しを出すと思います。もしくは細かくパターンを出して、AIの脆弱性を試すと思います。
結局その学校の学期末試験で、作図の問題で大きな採点ミスをAIがやらかして、しかも担当教員がしそれに気づかずテスト返却し、生徒からの指摘を受け、採点のやり直しをし、ほぼ全員の得点が変わるという事態になってしまいました。
至る所に突っ込みどころはありますが、最大の問題はここではなく、その次のテストで、数学において模範解答を配らないという暴挙に出たことです。自分たちのチェックの甘さを反省するでもなく、生徒にテスト直しをする機会を奪うという行動に出てしまったことは残念でなりません。
学校選びはこういうところに出ます。その学校のレベル相応の先生たちが集まります。その学校と先生のミスマッチが起これば、必然的に先生はその学校を去ります。学校の方が優秀な場合でも、先生の方が優秀な場合でもです。
先生ガチャという言葉は好きではありませんが、レベルの高い学校に行けば、先生のレベルも総じて高いし、クラスメイトも変なやつがいる可能性は低いです。一つでも偏差値の高い学校に行った方がいいと鎌田が言うのはそういうことがあるからです。