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二者択一ばかりだと苦しくなっていく2025.05.22
勉強するかしないか。学校へ行くのかいかないのか。就職活動するのかしないのか。こういった二者択一のみだと、どんどん人生は苦しくなっていくような気がします。
例えば、晩ご飯を食べるとして、A定食にするのかB定食にするのかで迷っているのなら、次来たときはA定食にするとして、今回はB定食にする。仲の良い飯仲間を呼んでシェアする。追加料金を払って、A定食とB定食のいいところ取りのセットにしてもらう。A定食はここで食べて、B定食はテイクアウトにする。少々お店側の協力も必要なものもあるが、マルかバツかではなく、その間にはグラデーションがあるし、少し他者の協力をお願いすれば、できることできないことはあるものの、かなり人生は生きやすくなると思います。
勉強の話にすれば、どうしても勉強する気にならないものの、勉強しなければ親の目が気になってしまう。親から「勉強しなさい」といわれれば「今からやろうと思っていたのに」と憎まれ口をたたいてしまう。大人の側からすれば、「勉強しないなら受験しなくていい」くらいの極論になってしまったりするが、もちろんそこにもグラデーションがあります。
もちろん、おおっぴらにおすすめはしないものの、音楽やラジオを聞きながら机に向かうとか、とりあえず15分間は集中して勉強するとか、今日頑張ったらアイスクリームを食べるとか、今日は得意科目しかやらないと決めるとか、ここにも多くの選択肢が存在します。
鎌田はなるべく多くの選択肢を提示していこうと思ってはいますが、それはあくまで選択したのは生徒自身と考えてほしいからで、二者択一ではどうしてもコントロールされた感が残ってしまう気がします。
そこは、せっかく勉強するならいつでも集中して効率よくやってほしいという理想はありますが、そこは人間なので調子のいい時もあれば、いまいち気乗りしないときもあると思います。たまたま気乗りしないときに「アンタどうすんの!」はキツすぎます。今日はだめでもまた明日頑張ろう、くらいの気持ちも大事かも知れません。