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なぜ鎌田は夏季合宿を行わないのか2025.05.29


SNS上で夏期講習、夏季合宿などの情報が流れてきていて、驚くような内容だったり、期間だったりで、塾側も保護者の方々も大変だな。と人ごとのように感じてしまいます。

鎌田の受験は完全に独学で、塾にも頼らず自宅で朝から晩まで、時には翌朝まで勉強していました。元々一人で黙々と作業をするのが好きなタイプなので、特に苦にもならず、難易度の高い問題で総復習をやっていた記憶があります。

しかし、やはり疑問に思うのは、夏期講習の話をするの早すぎません?中学3年生は期末試験もV模擬の結果も出ていません。なのに夏期講習の話をするのには少々無理を感じます。期末試験の勉強の取り組みも見ず、弱点の把握も曖昧なままです。

ここで、鎌田の明光義塾時代の話をすれば、夏期講習の獲得コマ数はそのまま「教室長の夏のボーナス査定」になります。上長から今期夏期講習獲得コマ数の目標を言い渡され、その達成具合でボーナスの金額が変わる。だから、その結果集計と評価の時間を逆算するとこのくらいの時期に申し込んで頂きたいわけです。また、合宿に関しても、場所は仮押さえしているとはいえ、あくまでも予測に基づいてなので、微調整を考えると、やはりこのくらいの時期に申し込んで頂きたいわけです。

当然のことながら、鎌田はこのやり方に批判的です。鎌田と保護者さまとの面談は7月に入ってからです。子供の成長は早いです。何かのきっかけでスイッチが入って勉強をバリバリ始めるかもしれないし、その逆もあり得ます。極力タイムリーに話をすることも大切だと思います。

夏季合宿なんてもってのほかです。中学受験においては、お弁当を二つ持って塾に行く光景もあるそうです。そこまで頑張っているのに、更に負荷をかけるのはいかがなものでしょう。合宿で違う校舎の生徒と出会い、刺激を受けることもあるでしょう。居残り勉強になり、悔しい思いをすることもあるでしょう。でも、相手は心も体も未成熟な子供と言うことを忘れてはなりません。通常の夏期講習だけでも頑張っているのだから、それ以外の環境はなるべく変えない方がいいと思います。そもそも、小6、中3は合宿があって、高3の合宿は聞いたことがないのも不思議な話です。

かといって、夏季合宿に参加しなければ、それ以降の通常授業で浮いてしまったり、夏のボーナスが下がった教室長がよそよそしくなったり、通常授業のコマ数をとんでもない量提案されたりするかもしれません。そこは教室長の人間性ですが。



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