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やる気は正直どうでもいい2025.05.31
「やる気」や「モチベーション」や「頑張る」って言葉、皆さん好きですか?ビジネスにおいては「好き」「嫌い」も究極的にはどうでもいいと鎌田は思っています。そりゃ、嫌いよりは好きであってほしいとは思うものの、嫌いでも正しい勉強して、成績が上がってくれればいいと思います。
内申にも謎の「意欲」という項目があります。勉強に対する意欲、科目に対する意欲を数値化できるという自負にも驚きますが、意欲があろうと無かろうと、その科目をマスターしてくれれば問題ないと思います。たとえ、漢字の書き取り、英単語の練習がゼロでも、小テストで満点なら問題ないと思います。究極的に言えば、英語の勉強が嫌いで、授業態度も悪いかもしれないし、提出物も出さないけれど、テストは満点だったら、何が問題なのでしょう。
たとえ勉強が嫌いであっても、そこから逃げるのではなく「これはやらなくてはいけないもの」とどこかで割り切り、勉強をして結果を出していく。世の中に出たら、100%自分の好きなものに囲まれる環境はなく、ある程度、いや大部分気の乗らない仕事をこなし続けなければなりません。やる気にならない状態だろうと、モチベーションの上がらない時でも、作業・業務は振ってくるので、ある程度だましだまし、こなしていかないと自分の進みたい道が閉ざされてしまいます。
仕事(勉強)は好きだとか嫌いだとかではなく、やらなくてはいけないからやる。この思考が学習能力向上のスタートです。好きだからやる、嫌いだからやらないのでは、目の前のチャンスを潰しています。
学習能力の高い人は、自分の嫌いなものでも、それを好きだという人が近くにいるのなら、どういったところに惹かれるのか、魅力は何なのか、それにはまった理由は、矢継ぎ早に質問してその魅力を少しでも理解しようとしつつ、その質問を通じてその人物の魅力も同時に見いだそうとするでしょう。
今の学校は意欲というもので縛ろうとしすぎです。別に嫌いなものがあってもいいと思いますが。かく言う鎌田も英語が嫌いです。別に英語ができないわけではありません。おそらく大学受験時に足を引っ張らない程度にはできていたと思います。英語が嫌いだけれどもある程度できないと将来の選択肢が狭まるので頑張りました。すべての科目を好きになって、もしくは好きなフリをして、生徒たちを縛り付ける。結構いびつだなと感じてしまいます。