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「これが終わったら終わりだよ」の危うさ2025.06.01
なかなか手が進まない生徒に「これが終わったら帰っていいよ」と声かけすると、ものすごいスピードで問題を解いてくれる。という現象があります。勉強時間よりも勉強量的な考え方で、1日○時間勉強する、と決めるよりも、何ページ進めるという方が性に合っている生徒がいます。かく言う鎌田もそうです。
絶対に残業はしない。残業するくらいなら次の日早く来る。ことを心に誓っていた鎌田は、毎日定時に帰っていましたし、それが気に食わない上司も一定数いたと思います。仕事をしているふりをして、残業代をもらうという手もあるのかもしれませんが、鎌田の良心がそれを許しません。鎌田の中ではそれは窃盗と変わらないからです。
勉強量重視のスケジュールで大切なのは、「終わったら」のハードルを高く保つことです。なぜなら、いい加減にやっても終わりは終わりだからです。生徒自身が終わったことにしてしまえば、勉強を早く切り上げることになるのです。ご両親も、生徒のノートをチェックして、キチンとやっているかどうかの判別は難しいでしょう。想定時間よりも前倒しでやっているから、いい加減にやっているに違いないと考えては本末転倒です。結局自己管理するしかないので、そこは生徒の性格による部分が大きいかもしれません。
逆に「終わった」のハードルが高すぎると、いつまでも終わらないことになります。ごく希にですがこういう生徒もいます。こういった生徒はマメに声かけしていかないといけません。
生徒によってアプローチを変えていかないと、効率の良い勉強はできません。各生徒の性格にまで踏み込んだ指導を心がけていきます。