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なぜ集団授業で国語の実力が上がらないのか、考えてみる④2020.08.28


そして「国語」という科目の特殊性です。

国語は満点を取ることが極めて難しい科目です。数学や社会・理科なら満点を取る姿が想像できますが、国語は無理です。どこまで突き詰めても無理でしょう。なぜなら「国語は二つの頭脳を相手にしなければならないから」です。

例えば、数学なら問題作成者は一人です。ですから、数学の問題を解くにあたっては、どこまでいっても1対1。問題作成者の作成意図をくみ取り、正解にたどり着けばよいのです。

でも国語(とたまに英語)は本文を書いた著者と問題作成者の二人を相手にしなくてはいけません。これはキツイ。たまに問題作成者と自分の読み方が違ったりすることもあり、その場合はどうしても問題作成者の意見を優先させなければなりません。

まだ高校入試はいいです。本文のテーマが「道徳」や「社会常識」の域を超えないので。難しいのは大学入試で、特に偏差値50前後の大学です。トップクラスの大学ならどんなに難しくても、本文のキーワードや、選択肢の言い回し、その言葉の本来の意味を頼りに、正解に何とかたどり着けますが、偏差値50前後、もしくはそれ以下の大学の問題は、難しめの本文を、何とか正解率60%を目指し、試行錯誤した結果、わけのわからない問題になってしまっていることが多々あります。そして、漢字や慣用句、文法の問題が多めです。

結果、模試や過去問を解くときは、80%で上出来です。20%は出題者にくれてやるぐらいでちょうどいいです。あまりにも満点を目指しすぎると、著者と問題作成者にリンクしなくてはいけなくなります。

そういえば、これまであった、センター試験は200点取れるので、200点目指してほしいです。センター試験は、本文も長いですが、設問・選択肢も長く、消去法で正解にたどり着けます。国語力を試すには良いテストだと思います。

過去問や模試にチャレンジするときは、少し意識するといいかもしれません。