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全ての基本は「国語力」2021.01.21


私は塾業界に来る前は飲食業界におりまして、そこで多くのことを学び、また多くのことを感じ、塾業界に飛び込むことを決めました。

 

私が入社した企業は、その頃はまだブラック気質ではなく、きちんと人を育てていこうと考えていて、毎月一章ずつでもいいから本を読み進めること、そしてその部分の感想文を書くこと、そしてその一か月の営業を通じて考えたことをレポートとして提出させていました。これがなかなか大変で、国語の得意な私はわけなく書けますが、そうでない人には苦行でしかなかったと思います。

「小学生かよ」とかクレームが来そうですが、「国語力」を鍛えるためには良い取り組みだと思います。ある物事を観察し、自分の頭で考え、自分の言葉で説明する。これが国語の基本です。

 

まずは「観察する」ことです。

題材探し、ネタ探しとも言います。何か文章を書こうと思えば、何か気になること、引っかかることがないと書けません。「何を書いたらいいのか分かりません」という生徒は、恐らく「ツッコミどころ」が見えていないのでしょう。一緒に映画を見ていて、どこがおもしろかったのか、どこに感動したのか説明できないのでは、あまりにも寂しいです。

 

次の段階は「自分の頭で考える」ことです。

自分の頭で考えるというと小難しいですが、「自分の経験と照らし合わせる」でもいいかもしれません。自分の考えに説得力をつけるためには何かと比較した方が良いです。以前はこうだった。誰かと比較して君はこうだ。とかです。

 

最後に「自分の言葉で説明する」です。

「自由に作文を書いていいよ」ということほど難しい課題はなく、最初はどうしても型が必要になります。型を作るには良質な文学作品が良いと思いますが、好き嫌いもあると思いますし、別にマンガでも構わないとも思いますし、好きなラジオパーソナリティがいるのなら、その人のまねでもいいと思います。身近なところから始めましょう。

 

あと追加しておくと「漢字」です。

多くの国語の苦手な生徒、もしくは本を読まない生徒の共通項は「漢字が苦手」です。そりゃぁ漢字が読めなければ文章を読むのは不可能だと思いますし、内容だって不完全な状態で頭に入ってきます。「分からない漢字や表現が出て来たらその場で辞書を引くように」と指示はしていますが、おそらく誰も実行していないでしょう。これからは意識して辞書を引いてほしいです。

 

国語はすべての科目の基本です。社会だって国語が得意なら更なる勉強の効率化も望めます。

国語の実力を伸ばしたいのなら、府中個別学習会までご連絡ください。



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