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言語化の鍛え方2025.05.26
国語力を上げる第一段階は言語化する力を鍛えることです。例えば「この、モヤモヤする気持ちは何だろう」的なことをできるだけ分かりやすく、だれでも分かるように言語化することです。なんとなく不快な単語を聞いたとき、なぜ自分はその言葉を不快に思ってしまうのか。そういった形で日々感情が動いた事柄をストックしていき、なぜそうなってしまったのかを考えていくことです。
現在、鎌田が言語化することがうまいなと思っているのは「ロザンのyoutube」であり、もう一つは鎌田の敬愛する伊集院光氏のラジオです。朝とお昼の帯番組をやっているので、もしよろしければ参考にしてください。
では、実際の授業ではどうやって言語化していくのか。言語化とは自分の言葉でアウトプットすることです。文章題の本文を読み、筆者が何を伝えようとしているのかを汲み取って分かりやすく表現することです。もちろん最初はうまくいきません。トンチンカンなことを言い出すでしょう。根気よくなぜそう思ったのか、どこにその根拠が書かれているのかを聞き出すことです。
国語のできない人間は、書いてあることを読み取れず、書いていないことを読み取ってしまいます。それが誤解を生み、トラブルにつながります。もしくは文章自体を斜め読みし、自分の先入観のフィルターを通し、全く逆の結論に至ることもあります。たかだか見開き1ページの文章すらまともに読めないことも多いです。これでは、お先真っ暗なので、その場合は鎌田と朗読です。
少し設問から離れてしまうのですが、文章を一読したときに、生徒が何を感じ何を考えたのか聞き出すことは大事だと思っています。一部の学習塾の国語の先生は「傍線部の前後3行を読めば良い」といった指導をしていることも多く、鎌田も転塾してきた生徒から、そのようなこともあると聞いております。はっきり言ってその先生のレベルを疑います。その先生自身そのような解法でで乗り切れるくらいの学校しか合格できなかったのだなと思ってしまいます。問題作成者は過不足無く本文を切り取っているはずです。長い文章には長い文章なりの理由があるのです。
また、その文章の作成者も何かを伝えたくて、その文章を作成したはずで、ひいてはその作者の意図も踏みにじる行為です。このような指導をする先生に出会ってしまったら、後悔するだけでは済まされません。
ほかの要素もそうですが、言語化能力の強化に限界はありません。ただ、将来にわたってトラブルを回避することができたり、先輩からの助言を受け止める際、同輩に助けを求める際、後輩にアドバイスを送る際に大きな武器となります。また、フェイクニュースを見破ったり、情報発信者の意図を汲み取って咀嚼したり。いいことばかりなので、生徒たちには限りなくこの能力を鍛えてほしいです。
正しい国語力を身につけたいのなら、京王多磨霊園駅近くの鎌田塾までお問い合わせください